画文で巡る! 丹下健三・磯崎新 建築図鑑
著 | 宮沢 洋 |
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頁 | 200ページ |
サイズ | A5判 |
発行年月 | 2025年3月 |
ISBN | 978-4-86417-573-9 |
内容紹介
建築界最強の師弟をイラストと文章で読み解く!
今日の日本の建築界を形づくった丹下健三と磯崎新。その建築を楽しむポイントは2人を師弟関係という括りで見ること。師匠・丹下を超えようとポストモダン、アバンギャルドの道を歩む磯崎。一方、磯崎から影響を受け作風を広げていく丹下。その軌跡となる国内主要50プロジェクトを、雑誌『日経アーキテクチュア』の人気連載「建築巡礼」の著者・宮沢洋が画文(イラストとテキスト)でリポートします。
巨匠2人に興味のある方には入門書として、2人の建築をよく知っている方は新たな視点で楽しむ建築ガイドとしておすすめの1冊。
「統合年表」や「深堀り対談」など多彩なコンテンツ
建築の紹介だけでなく、綴じ込み付録や対談など役立つ&読み応えのあるコンテンツが満載です。
縦軸にモダニズム・脱モダニズム、横軸に年代をおいて2人の主要プロジェクトを記した「統合年表」からは、お互いに影響し合いながら進む関係性が読み取れます。
「深掘り対談」では、事務所OBと建築史家が丹下、磯崎との思い出や2人が長年建築界のトップであり続けた理由について語り合います。
「5つのキーワード」では丹下・磯崎それぞれの建築を読み解くためのキーワードを解説。
これを読めば初心者でも両巨頭の建築を深く味わうことができるでしょう。
CONTENTS
【紹介建築】
丹下編:広島平和会館原爆記念陳列館、香川県庁舎、国立屋内総合競技場、東京都庁舎、フジテレビ本社ビルなど25プロジェクト
磯崎編:群馬県立近代美術館、北九州市立美術館、つくばセンタービル、水戸芸術館、なら100年会館 など25プロジェクト
【付録&特集】
事務所OBと建築史家による「深掘り対談」
丹下編:堀越英嗣(建築家、堀越英嗣Architects5代表、芝浦工業大学名誉教授)×豊川斎赫(建築史家、千葉大学准教授)
磯崎編:渡辺真理(建築家、設計組織ADH共同代表、法政大学名誉教授)×五十嵐太郎(建築史家、東北大学教授)
モダニズム・脱モダニズムを軸にして関係性を示した「丹下・磯崎統合年表」
丹下・磯崎の主要建築をプロットした「建築MAP」
2人の建築を味わうための「5つのキーワード」解説 etc.
著者紹介
宮沢 洋(みやざわ ひろし)
画文家、編集者。元日経アーキテクチュア編集長(2016~19年)。2020年に独立。現在、Office Bunga主宰。2021年に株式会社ブンガネット設立。
著書に『隈健吾建築図鑑』、『建築巡礼』(磯達雄と共著)シリーズなど自身が登場し解説するイラストと図解により軽妙な本づくりが人気。
「みんなの建築大賞」推薦委員および事務局長、「東京建築祭」実行委員(いずれも2023年から)。